10位低迷のチェルシー、苦戦の状況下でも指揮官続投か 新戦力で巻き返しへ「今の結果を続けることはできないが…」
アトレティコFWフェリックス獲得の噂も
イングランド1部チェルシーはプレミアリーグで10位に沈むなど低迷しているが、オーナー陣はグラハム・ポッター監督の続投を支持していると英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。アトレティコ・マドリードのポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの獲得も迫っており、後半戦の巻き返しが期待される。
チェルシーは昨年9月にトーマス・トゥヘル前監督を解任。後任として日本代表MF三笘薫が所属するブライトンで手腕を発揮したポッター監督を招聘した。就任から公式5連勝と幸先のいいスタートを切ったが、そこから徐々にトーンダウンし、現在はプレミアリーグで10位と苦戦中。FAカップも3回戦で敗退し、ポッター監督に対する風当たりも強くなっている。
そうしたなかで「スカイ・スポーツ」のレポーター、カヴェ・ソルヘコル氏は「グラハム・ポッターには時間が与えられるだろう。チェルシーの共同オーナーたちはまだ彼のことを信じており、支持している」とポッター監督はまだクラブからの信頼を失っていないとした。このまま結果が出ない状況が続けば当然話は変わるはずだが、即座の解任という可能性は低いようだ。
「今もロマン・アブラモビッチがオーナーだったら、どれだけの時間が与えられていたかはわからない。状況は非常に深刻で今の結果を続けることはできないが、今のところはオーナー陣も監督を支持しているという情報がある」
チェルシーは状況を打破するために今冬に積極的な補強を展開中だ。すでにノルウェー1部モルデFWダビド・ダトロ・フォファナ、フランス1部ASモナコのDFブノワ・バディアシル、そしてブラジル1部ヴァスコ・ダ・ガマのMFアンドレイ・サントスと3選手の獲得を決めた。さらにアトレティコのフェリックスの期限付き移籍でも口頭合意したと伝えられている。
クラブはポッター監督に時間と十分な戦力を用意する構えだ。指揮官は期待に応え、チームを再び上昇気流に乗せることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)