冨安&ティアニーの「スタメンは保証されていない」 首位アーセナルの“選手層”の変化に英注目「シティほどではないが…」

オックスフォードに勝利したアーセナル【写真:Getty Images】
オックスフォードに勝利したアーセナル【写真:Getty Images】

「ウィンドウを重ねるごとに厚みを増している」と評価

 イングランド1部アーセナルは現地時間1月9日にFAカップ3回戦で英3部オックスフォード・ユナイテッドと対戦し、3-0で勝利した。日本代表DF冨安健洋はカタール・ワールドカップ(W杯)明けで初のスタメンとなったが、今後の起用については現地も厳しめの見解を示している。

 昨年10月末のノッティンガム・フォレスト戦(5-0/リーグ第14節)以来のスタメンとなった冨安は、4枚並んだ右サイドバック(SB)での出場。前半は得点を奪えなかったが、後半にMFモハメド・エルネニーのゴールで先制。さらにFWエディ・エンケティアが2得点を決め、3-0で快勝。次ラウンドへ駒を進めた。

 冨安は安定した守備で貢献したが、攻撃面での“クオリティー不足”が露呈。怪我明けということもあるが、後半36分に冨安に代わって出場したDFベン・ホワイトとの差が指摘されている。

 そんななか、英紙「デイリー・ミラー」はオックスフォード戦の記事内で「プレミアリーグの監督にとって、FA杯では常に休養とローテーションの誘惑がある。アルテタはいくつかの選手を入れ替えた」とメンバー変更にも言及している。

「このゲームでは冨安健洋とキーラン・ティアニーも先発。この2人のスタメンがもはや保証されていないという事実は、アルテタが現在、クオリティーを維持でき自由に使える選手が揃っていることを示している」

 そう冨安ら両サイドバック(SB)の立場の変化にも触れ、「アーセナルの選手層はマン・シティほどではないが、ウィンドウを重ねるごとに厚みを増している」とリーグ暫定1位を走るチームの強みの1つを伝えている。

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