アーセナル冨安、公式戦8試合ぶりスタメンも…英メディアが指摘したホワイトとの“差”とは?
後半36分にDFベン・ホワイトと交代
イングランド1部アーセナルは現地時間1月9日にFAカップ3回戦で英3部オックスフォード・ユナイテッドと対戦し、3-0で勝利した。日本代表DF冨安健洋は右サイドバック(SB)で先発出場して約80分間プレーしたが、現地メディアはスタメン奪還には不十分なパフォーマンスだったと評している。
プレミアリーグで首位を走るアーセナルは主力の一部を温存してこの試合に臨んだ。前半は得点を奪えなかったが、後半にMFモハメド・エルネニーのゴールで先制。さらにFWエディ・エンケティアが2得点を決め、3-0で快勝。次ラウンドへ駒を進めた。
冨安は昨年10月末のノッティンガム・フォレスト戦(5-0/リーグ第14節)以来のスタメンで、右サイドバックとして出場。後半36分にDFベン・ホワイトと交代したが、インパクトを残すことはできなかったようだ。
英メディア「Football365」は「冨安は優れた出来ではなかった」と日本代表DFのパフォーマンスについて伝えている。昨季は開幕直後から右SBのファーストチョイスとしてプレーしてきた冨安だが、怪我で出遅れた今季はポジションをホワイトに譲り、今季はベンチスタートの機会が増えている。チーム内での序列について以下のように指摘されている。
「ベン・ホワイトは開幕戦のクリスタル・パレス戦でアーセナルの右SBとして2度目の出場だったが、それ以来ポジションを守り続けている。彼の調子の良さと横に並ぶセンターバックの堅実さは、ミケル・アルテタがホワイトをチームから外したり、本来の中央のポジションであるセンターに戻す必要がないことを意味している。冨安は開幕前の負傷がなければプレミアリーグでもスタメンに名を連ねていた可能性があったが、マンデーナイトのパフォーマンスを見る限りはそれができるとは思えない」
今季の冨安は負傷者の多かった左SBでスクランブル起用される機会もあったが、DFオレクサンドル・ジンチェンコやDFキーラン・ティアニーが復帰してきたことで再び右SBに戻ってきた。ホワイトとのハイレベルな競争を置くなかで、再びレギュラーポジションを奪い返すことはできるのか。