低迷続くチェルシー、ポッター監督に批判的チャント 元英代表FWも去就を危惧「次の1週間で…」
FAカップ3回戦でシティに0-4で完敗
イングランド1部チェルシーは、現地時間1月8日に行われたFAカップ3回戦でマンチェスター・シティに0-4で敗れた。今季途中にグレアム・ポッター監督を招聘したが、結果がついてこない状況が続いている。
3日前のプレミアリーグ第19節ではホームでシティに0-1で敗れていたチェルシー。敵地での一戦はより一方的な展開となり、アルジェリア代表MFリヤド・マフレズの2得点、そしてアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスとイングランド代表MFフィル・フォーデンにもゴールを奪われて完敗を喫した。
チェルシーは今季開幕直後に成績不振でトーマス・トゥヘル前監督を解任。昨年9月8日、ブライトンを率いていたポッター監督を招聘して再建を託した。就任から公式戦5連勝と絶好のスタートを切ったが、そこから徐々にトーンダウンしており、直近の公式戦10試合の戦績は3勝1分6敗。プレミアリーグでは首位アーセナルと19ポイント差の10位と低迷している。
英紙「メトロ」によれば、シティ戦ではチェルシーサポーターが陣取るスタンドからトゥヘル前監督のチャントがこだましていたという。ブライトンの躍進を導き、大きな期待を背負ってチェルシーにやってきたポッター監督への強い逆風が吹き始めている。
英公共放送「BBC」で解説を務めた元イングランド代表FWアラン・シアラー氏は「彼(ポッター監督)がハーフタイムにいくつかの変更を行ったことに驚きはない。後半はエネルギーがいくらか増して前半にはなかったようなタックルも見られた。だが、それでも十分ではなかった」とチェルシーの低調なパフォーマンスを批判。そして、「これから大きな1週間がやってくる。次のフルハムとクリスタル・パレスとのリーグ戦で今日以上のものを見せなければならない」と結果次第でポッター監督の去就問題が過熱することを示唆した。
ポッター監督はこの逆境を乗り越えることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)