気迫十分のハリル采配が的中! 敵地でオーストラリアに先制し歓喜の抱擁
国歌斉唱後には「アレー!」と絶叫
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、11日のワールドカップ・アジア最終予選第4節のオーストラリア戦に挑んだが、試合開始前からボルテージは最高潮。国歌斉唱終了とともに、「アレー!」と絶叫するハイテンションぶりを見せつけた。
敵地メルボルンのドックランズ・スタジアムでの国家斉唱で、日本国歌の演奏が終わると手を大きく広げて「アレー!(フランス語で行け)」と絶叫した。
指揮官は最終予選の大一番で勝負に出た。DF長友佑都(インテル)が脳震盪で故障し、FW岡崎慎司(レスター)が左足首の故障でオーストラリア入り後に練習を離脱するなどトラブルが相次ぐなか、6日のイラク戦(2-1)からスタメンを4人変更。ACミランの日本代表FW本田圭佑をハリル体制初となる1トップで先発起用した。そのギャンブルは、前半5分にゴールという成果を導き出した。
中盤でボール奪取に成功しカウンターを発動させると、最後は本田の絶妙なスルーパスからMF原口元気(ヘルタ・ベルリン)が独走。GKとの1対1を制し、3試合連続ゴールを奪って見事に先制に成功した。敵地での最高のスタートに安堵の表情を浮かべたハリル監督は、ベンチ前で選手、コーチングスタッフと抱擁を交わした。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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