久保が先制点に絡む活躍! シルバのバースデーゴール演出…ソシエダがアルメリア戦2-0完勝

久保建英がゴール演出の活躍【写真:Getty Images】
久保建英がゴール演出の活躍【写真:Getty Images】

スタメン復帰の久保は随所の仕掛けで存在感

 スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間1月8日、ラ・リーガ第16節でアルメリアと対戦。日本代表MF久保建英は先発出場すると、元スペイン代表MFダビド・シルバの先制弾を演出。チームは2-0の完勝を収めている。

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 久保は4日に行われた国王杯(コパ・デル・レイ)3回戦の3部ログロニェス戦(1-0)では、太もも部の痛みによってベンチ外。迎えたアルメリアとの1戦で、久保は2トップの一角でスタメン復帰となった。

 久保は序盤から積極的なチェイスを見せ、前線右サイドで何度も仕掛けるシーンを何度も作り出す。チーム全体が試合の流れを掴むなかで、久保のタッチ数も増えていく。すると前半13分、相手GKのキックミスを左で拾うとドリブルで運んでファーサイドへのシュートを放つ。惜しくも枠は捉えられなかったが、得点の匂いを漂わせる。

 ソシエダは前半24分に縦パスを受けたシルバがターンから相手を剥がしスルーパス。ボールを受けたFWアレクサンドル・セルロートの蹴ったボールはゴールにはつながらなかった。

 前半32分には右サイドフリーでボールを受けた久保がワンフェイクから縦へ仕掛け、クロスを送る。しかしこれは相手GKに弾かれチャンスとはならない。右で久保が持った際には、アルメリアのディフェンダー2人が距離を保ち左足を警戒。それでも高い技術でキープしファウルを貰うなど冷静な戦い方を見せる。

 ソシエダは前半終盤、裏へのロングボールで相手の突破を許しGKアレックス・レミロのセーブで凌ぐヒヤリとした場面もあったが、0-0のスコアレスドローでハーフタイムを迎えた。

 すると後半2分、シルバの縦パスに久保が反応し相手陣地の深い位置でボールを受けるとマイナスへパス。ペナルティーエリア内に入ってきたシルバにボールがこぼれると右足一閃。鋭いシュートが決まったが、ここで久保の抜け出しがオフサイド判定となり一旦取り消しになる。しかしその後、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入があり、オンサイドの判定に変わったため、この日誕生日だったシルバの嬉しいバースデーゴールが認められることになった。

 久保とシルバのコンビネーションで1点を先制したソシエダは、その後も試合を優位に進める。そして後半7分、裏へ抜け出したセルロートが切り返しから得意の左足でゴールニアを抜き、今季リーグ戦6ゴール目で追加点をもたらす。

 久保はその後も流れた左サイドで相手2枚をかわすなど随所でキレの良さを見せる。後半21分にはこぼれ球を拾ったシルバのパスを受け左足でシュートを放つも相手GKが正面でキャッチ。試合が進むに連れてスペースが徐々にできていき、少しオープンなゲーム展開となるなかで両チームにチャンスが増えていく。

 しかしその後は、両チームともチャンスを作るも得点には結び付かず2-0のまま試合は終了。久保は後半26分で交代となったが、先制点に絡む活躍でチームの勝利に大きく貢献。チームも公式戦5連勝を飾り、好調を維持している。

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