東山が初の選手権決勝進出! 大津と1-1死闘演じ、PK戦勝利…岡山学芸館と大会初V懸けファイナルで激突
国立決戦のベスト4、第2試合で東山と大津が激突
第101回全国高校サッカー選手権は1月7日に国立競技場で準決勝が行われ、第2試合で東山(京都)が1-1で前後半を終えてPK戦の末に大津(熊本)に勝利した。
前回準優勝の大津は2回戦から登場し、2度のPK戦も経験しながらしぶとく勝ち上がった。一方の東山は、卒業後のセレッソ大阪入りが内定のMF阪田澪哉を擁し、開会式では主将のDF新谷陸斗が選手宣誓。日本代表MF鎌田大地の母校という注目も受け、準々決勝では日体大柏(千葉)にPK戦で勝利してここまで辿り着いた。
全体的に東山がボールを持つ時間が長くなった前半だが、大津が試合巧者らしいところを見せた。前半39分、カウンターの形から左サイドをMF香山太良が一気に突破。ゴール前を横切るグラウンダーのラストパスに、ボランチから攻撃参加してきたMF井伊虎太郎がワンタッチで押し込んで先制してハーフタイムを迎えた。
後半も大津が先に決定機を作ったが、FW山下基成のヘディングシュートはわずかに枠外。すると後半18分、東山はコーナーキックがファーサイドまで流れたところ、MF松橋啓太が冷静に右足で流しこんで同点ゴールを奪った。
試合終盤にかけ両チームにゴールチャンスがあり、東山は松橋のロングスローでゴール前に迫る回数を増やしたが決勝ゴールは生まれず。第1試合に続いてPK戦での決着になった。
大津が先攻となったPK戦は、2人目と4人目を東山のGK佐藤瑞起がセーブ。東山のキッカーは4人が決めてPK戦のスコア4-2で、9日に国立競技場で行われる決勝進出を決めた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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