岡崎、豪州戦出場に向けて意欲 一時負傷離脱も「力を溜めた」と前日練習で復帰
6日のイラク戦で左足首を負傷して一時離脱 「昨日もやろうと思ったら出来た」
侍ストライカーは手負いの状態でもアジア最強の相手に挑もうとしている。FW岡崎慎司(レスター)は11日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、敵地オーストラリア戦前日に記者団の質問に答え、負傷した左足首について「昨日もやろうと思ったら出来たんですけど、今日に力を溜めた」と練習に合流。点取り屋としての決意を語った。
岡崎は6日に行われたイラク戦で先発出場したが、試合途中に左足首を負傷し、無得点のまま後半30分にFW浅野拓磨(シュツットガルト)と交代。オーストラリア入りしてからのトレーニングでは別メニュー調整が続いていた。
今回の最終予選2連戦では、武藤嘉紀(マインツ)、FW宇佐美貴史(アウクスブルク)が合流直前に負傷。また代表の活動期間中に長友佑都(インテル)が練習でDF槙野智章(浦和)と接触して脳しんとうを起こし、代表から離脱した。そうした負の連鎖に岡崎も陥るかと思われたが、試合前日のトレーニングで合流。ケガの状況を問われると「大丈夫です。まあ普通に一日やるよりもガッツリ練習できる方がいいので。昨日もやろうと思ったら出来たんですけど、今日に力を溜めてっていう感じで」と話している。
相手はグループ最強と目されているオーストラリア。3試合を終えて2勝1分の勝ち点7でグループB首位に立っており、日本がW杯の切符を獲得するうえで鍵を握る一戦となる。とはいえ、岡崎は力みすぎないことが大事だと口にする。
「チームとしても、個人としても、明日の一戦はW杯行くために大事ですけど、だからといってそこで燃え尽きるようなことがあってはダメ。気持ちに余裕を持ちつつ、万が一そこで何かあったとしても、別にそれでW杯予選が終わるわけじゃない。個人的には、そこにすごいシリアスにならなくてもいいというか」