“アジア最強”豪州との大一番を前にハリル監督が弱気発言  「日本が一番強いわけではない」

日本は現時点で“アジア6位”の立場

 ハリル監督はアジアでの戦いの難しさを語ると同時に、イラク戦の劇的勝利に触れつつ、驚きの発言が飛び出た。

「我々は前回(イラク戦)勇気で勝った。日本に関しては勇気で勝ったのは新しいことだったかもしれないです。だから、勝ったとしても喜ぶ人は少ないのかなと。そういう人に関しては『ごめんなさい』と言うしかないです。確かに何人かの人は『日本がまだ一番強い』と思っていますから、そうではないですよね」

 チームを率いる指揮官から“日本は最強ではない”とのニュアンスの言葉が出た。確かに今年9月時点でのFIFAランキングで日本は56位と、イラン(37位)、オーストラリア(45位)、韓国(47位)、ウズベキスタン(49位)、サウジアラビア(52位)の後塵を拝してアジア6位にとどまっている。

 その状況を踏まえれば現実的な発言とも言えるが、決戦前日に口に出してしまったのは少々タイミングが悪いのは確かだ。

 

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