MFフェルナンデスへ獲得オファーも、「クラブ間合意に達していない」と専門家指摘

　イングランド1部チェルシーはカタール・ワールドカップ（W杯）で最優秀若手選手賞を受賞したポルトガル1部ベンフィカのアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスの獲得を目指して交渉を行っているが、設定された契約解除条項を満たすオファーを出しておらず、合意には達していないという。

　ベンフィカが設定するエンソの契約解除金は1億2000万ユーロ（約168億円）。チェルシーはこの金額に700万ユーロ（約10億円）を上乗せし、分割払いでの獲得を交渉。一部ではこの条件で合意間近とも報じられた。

　しかし、移籍情報のスペシャリストであるイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、チェルシーがベンフィカに出した最終的なオファーは8500万ユーロ（約120億円）。ベンフィカの要求額を大きく下回るものだったようだ。同氏はクラブ間で合意に達していないと強調。また、両クラブによるさらなる交渉の予定はないとしている。