「革新的なプレー」「派手な新戦術」 高校サッカー、もう1つの“珍フリーキック”に海外注目
日体大柏が見せた間接FKに海外メディア脚光
第101回全国高校サッカー選手権の準々決勝で、日体大柏(千葉)が見せた間接フリーキック(FK)に海外メディアが「革新的な間接フリーキック」と注目。高川学園(山口)が披露した「トルメンタ」に続き、もう1つの“珍フリーキック”が脚光を浴びている。
東山(京都)との4強進出を懸けた準々決勝の後半35分、東山GK佐藤瑞起が味方のパスをキャッチしたプレーがバックパス判定となり、日体大柏はゴール前ペナルティーエリア(PA)内で間接FKを獲得。0-0のスコアだったなか、先制のチャンスを迎えた。
ゴールラインに11人が横一列に並んだ東山に対し、日体大柏はボールの前に7人が並ぶと1、2人がボールを跨ぎスルー。3人目の選手が足裏でうしろへ流すと、4人目のFWオウイエ・ウイリアムがシュートを放ったが、東山ディフェンスがブロックし、ゴールを奪えなかった。
得点チャンスを逃したものの、珍しい間接FKシーンがSNS上で話題に。その余波は海外メディアも拡がり、アルゼンチンメディア「infobae」は「日本で話題になった間接フリーキックで仕掛けた革新的なプレー」と見出しを打ち、「ディフェンスを欺くために使った派手な新戦術」と注目した。
高校サッカー選手権では近年、トリックプレーが度々披露され、海外メディア上で取り上げられるケースも。今大会では、高川学園(山口)が3回戦・東山(京都)戦で披露した珍セットプレー「トルメンタ」が直接FKの場面で不発に終わったシーンが注目され、海外ファンからは驚きの声が上がっていた。