コーナーキックから生まれた見事なパスワーク 岡山学芸館が見せた“トリックプレー”の裏話とは?
高原監督もチームを称える「選手が本当に最後まで一生懸命1回戦から戦ってくれたおかげ」
佐野日大は1点ビハインドのまま試合を進め、ロングスローかカウンターで同点ゴールを狙っていた。その佐野日大のゲームプランを崩すという意味で、重要な2点目だったと言える。
岡山学芸館の高原良明監督は「いやぁ気付いたら来てたなというか、本当に来ちゃいましたね。選手が本当に最後まで一生懸命1回戦から戦ってくれたおかげだと思います」と選手たちの頑張りを称賛した。
またトリックプレーに関わった岡本は「新チームが始まってからずっとそこ(選手権ベスト4)に向けて練習してきたので。まずは目標を達成できてほっとしたっていう気持ちはあるんですけど、やっぱりここまできたら、全国制覇がやっぱ自分たちの中で強い思いになっているので。そこを達成して、この大会を終わりたいと思います」と力強かった。
岡山学芸館は1月7日に国立競技場で行われる準決勝で神村学園と相まみえる。
江藤高志
えとう・たかし/大分県出身。サッカーライター特異地の中津市に生まれ育つ。1999年のコパ・アメリカ、パラグアイ大会観戦を機にサッカーライターに転身。当時、大分トリニータを率いていた石崎信弘氏の新天地である川崎フロンターレの取材を2001年のシーズン途中から開始した。その後、04年にJ’s GOALの川崎担当記者に就任。15年からはフロンターレ専門Webマガジンの『川崎フットボールアディクト』を開設し、編集長として運営を続けている。