ボランチの人材難に直面する日本サッカー界 山口がハリルJの新たな“心臓”となるか
「変わらないスタンス」を強調
山口は飄々と語った。今年1月にC大阪からハノーバーに移籍した。2部降格に伴い、わずか半年で帰国した際にはバヒド・ハリルホジッチ監督から名指しで批判された。
「ドイツのようなリーグで戦えば、A代表で興味深い選手になるはずだった。私は戻って来ることに高い評価はしていない。私は代表監督としてコメントするが、良い選手をすぐには手放せない」として、J2で苦闘している山口は特例で招集されている。それだけ日本サッカー界はボランチの人材難に陥っている。
「別にオーストラリアやからっていうイメージじゃないですけど、どことやるにしても自分の持ち味は生きると思うし、だからどの試合も変わらないスタンスで挑み続けたいなっていうのはありますけど」
ロシアW杯への道程で最大の難関となるアウェー決戦にも気負わず、あくまで自然体の山口は、ロンドン五輪世代を代表する1人としてハリルジャパンの新たな“心臓”となれるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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