レアルMFアザール、4部相手の低調ぶりに現地も厳しい目 「この状況から解放し、サッカーに集中できるように…」
国王杯3回戦カセレーニョ戦でも不発で後半に途中交代
スペイン1部レアル・マドリードは現地時間1月3日に国王杯3回戦で同4部カセレーニョと対戦し、1-0で勝利した。格下相手に苦戦を強いられたなかで、先発したベルギー代表MFエデン・アザールのパフォーマンスには厳しい目が向けられている。
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2019年に鳴り物入りでチェルシーからレアルに加入したアザールだが、度重なる怪我もあって本領発揮とはいかない日々が続く。昨年末のカタール・ワールドカップ(W杯)にも出場したが輝きは放てず、ベルギー代表もグループリーグ敗退。大会後には31歳にして代表引退を発表した。
クラブでの活動に専念することになり復活が期待されるアザールだが、いまだにそのきっかけを掴むことはできていないようだ。1月3日の国王杯カセレーニョ戦では先発起用されたが、見せ場を作れないまま後半23分に途中交代を余儀なくされた。チームとしても4部相手に苦戦を強いられたこともあり、余計に悪目立ちする格好となった。
スペインメディア「フットボール・エスパーニャ」はこの試合のアザールについて、「4部相手の試合はシーズン後半戦に向けて自信をつける絶好のチャンスだったが、この試合も並のパフォーマンスで、批判を一掃することはできなかった」と伝えた。レアルで要求される高いレベルに達していない状況なだけに去就問題も過熱気味だ。
記事では、批判の目にさらされ続けている環境はパフォーマンスの改善にはつながらないとしたうえで、「彼をこの状況から解放し、再びサッカーに集中できるようにすることがベストなのかもしれない」とシーズン終了までレンタル移籍も提案している。
「スペインの首都にやってきて以来、アザールにとっては残念な状態が続いている。このままでは遅くとも来年の夏にはクラブを去ることが必然のように感じる。しかし、今月中にレンタル移籍を選択し、レギュラーとしてプレーに集中する機会を得ることができれば、サンティアゴ・ベルナベウでのキャリアを蘇らせることができるかもしれない」
現地メディアによれば、アザールにはトルコ1部フェネルバフチェからの関心が伝えられているという。受難の時を過ごす31歳はキャリアの重要なターニングポイントを迎えていると言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)