次期バルサ会長候補がモウリーニョ招聘を否定 「バルサの監督はクライフの哲学が主軸」

臆測の域を脱しない

 前バルセロナ会長のジョアン・ラポルタ氏は、仮に再び会長の座に就いたとしても、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督の招聘に動くことはないと明言した。英地元紙「イブニング・スタンダード」が報じた。
 ラポルタ氏は、2003年から10年までバルセロナの会長として7年間を過ごしたが、16年に再選される可能性が高いと言われている。
 モウリーニョ監督は、96年から00年までの4年間、バルセロナでボビー・ロブソン前監督と、ルイス・ファン・ハール前監督(現マンチェスター・ユナイテッド監督)の元で働いた経歴がある。
 ラポルタ氏が、このチェルシーの戦略家の代理人を務めるホルへ・メンデス氏との会合を設けていたことが分かり、再び会長の地位に立った際、ポルトガル人指揮官の招聘に動くという、うわさが飛んだ。だが、スペイン紙「ル・スポルティウ」でこの騒動を否定している。
「私のバルセロナの監督における見解は、ヨハン・クライフの哲学が主軸となるものだ。モウリーニョは偉大なプロフェッショナルであり、尊敬もしているが、メンデスとは彼のことについて何も話していないよ。メンデスとは何年も前から親睦があり、たまたま話し合いの場を設けただけだよ」
 「スペシャル・ワン」は宿敵レアル・マドリードでの監督経験もあり、その当時バルセロナのアシスタントコーチを務めていた故ティト・ビラノバ前監督を目つぶしするという珍事件まで起こしていた。彼のバルセロナ行きは、臆測の域に留まることになりそうだ。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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