アーセナルに敗れるも評価を高めた三笘、海外記者がパフォーマンスに言及

　イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、現地時間2022年12月31日に行われたプレミアリーグ第18節のアーセナル戦（2-4）に先発フル出場し、1ゴールをマークした。試合には敗れたものの強烈なインパクトを放ち、現地ジャーナリストは「チェルシーに欲しい」と語るなど注目株になっているようだ。

　開始2分に被弾したブライトンは後半2分までに3失点を喫したが、同20分に三笘が流れを変える。途中出場の日本代表DF冨安健洋からボールを奪って攻撃の起点となり、そのままエリア内まで駆け上がると、ラストパスに反応して右足でシュートを流し込んだ。

　さらに後半44分、スローインからブライトンFWエヴァン・ファーガソンのトラップミスのボールを拾った三笘は、そのままドリブルでエリア内に侵入し、ゴール右隅に流し込んでネットを揺らす。しかしビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）が介入し、直前のプレーがオフサイドと判定されノーゴールとなり、2-4と敗れた。

　首位アーセナルに地力の差を見せつけられる形となったが、三笘は評価を高めたようだ。トルコメディア「VOLE」のジャーナリスト、ムスタファ・デミルタス氏がツイートし、「今夜もアーセナルは素晴らしい試合だったが、三笘の単独での反撃も非常に良かった。ドリブルで違いを作ったし、守備の間を抜ける走りも効果的だ」と賛辞。さらにロンドン出身のジャーナリスト、デビッド・ウィーラン氏は「三笘はとても良い選手で、チェルシーに欲しい」とツイートし、チェルシー移籍を熱望していた。

　カタール・ワールドカップ（W杯）でも存在感を放った三笘。プレミアリーグでも出色のパフォーマンスを見せつけており、移籍市場にて早晩脚光を浴びそうだ。