バルサ×エスパニョールでイエロー15枚の大荒れ展開 W杯で珍記録の主審ジャッジに英言及「再びカオスが…」
マテウ・ラオス氏によるカード“乱発劇”が再び…
スペイン1部FCバルセロナは現地時間2022年12月31日、ホームでのラ・リーガ第15節エスパニョール戦で、1-1と引き分けた。カタール・ワールドカップ(W杯)後のリーグ戦再開となるこの試合では、注目すべきポイントがゲーム内容以外にも。同大会で大荒れになったアルゼンチン代表対オランダ代表戦を担当したレフェリーが、再びカードを“乱発”し物議を醸している。
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バルセロナはこの試合、前半7分にDFマルコス・アロンソのゴールで幸先よく先制。ところがそこからリードを広げられずに試合を折り返すと、後半28分にエスパニョールFWホセルがPKを決めてゲームを振り出しに。結局、両チームともその後は勝ち越し点を奪えず、“バルセロナ・ダービー”は痛み分けに終わっている。
この1戦では試合内容以外にも話題になったポイントがあった。それは、主審を務めたマテウ・ラオス氏が提示したカードの数だ。後半アディショナルタイムまでに両チーム合わせて15枚のイエローカードが提示され、バルセロナはDFジョルディ・アルバ、エスパニョールはMFビニシウス・ソウザが2枚目の警告で退場している。
レフェリーのマテウ・ラオス氏と聞けば、ピンと来る人も多いだろう。先のカタールW杯準々決勝でアルゼンチン代表とオランダ代表が対戦した際に、大荒れとなった試合を裁いた人物だ。ラオス氏はこの試合で18枚ものイエローカードを提示(うち1枚が2枚目でレッドカードに変化)。コントロールを失ったレフェリングを巡っては、試合直後のフラシュインタビューでのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが「審判はあまりにカードを出しすぎた」と語るほど、大きな批判が寄せられた。
ラオス氏によってまたも繰り返された“カード乱発劇”にスペイン国外のメディアも注目。英スポーツメディア「スポーツ・バイブル」は今回の様子を「ラオス氏によって再びカオスが生まれ、と同時に彼はまた見出しを飾ることになった」と報じている。
さらに同メディアは、バルセロナ対エスパニョールの試合でラオス氏が提示したイエローカード数が、スペイン1部リーグにおけるの同氏の“新記録”と報道。とはいえ、不名誉なものであることは間違いない。今後、今回のレフェリングを巡ってなんらかの裁定が下される可能性がありそうだ。