後半44分、1点差に詰め寄るゴールを挙げたかに思われたが取り消し

　イングランド1部ブライトンは、現地時間2022年12月31日のプレミアリーグ第18節でアーセナルと対戦し2-4で敗れた。反撃の狼煙を上げるゴールを挙げた日本代表MF三笘薫は終了間際にもネットを揺らしたが、オフサイド判定により取り消し。海外メディアは「VARは残酷にも三笘の努力を退けた」と伝えている。

　ブライトンは首位アーセナルを相手に前半2分に先制点を許すと、同39分、後半2分と立て続けに失点し、3点のビハインドを背負う。後半15分に日本代表DF冨安健洋が途中投入され、日本人同士のマッチアップが実現すると、直後の同20分、ハーフウェーライン付近で、冨安からボールを奪ってカウンターの起点となると、最後はペナルティーエリア内に走り込んでゴールを決め、1点を返した。

　2-4で迎えた後半44分、スローインの局面でブライトンFWエバン・ファーガソンのトラップミスのボールを回収した三笘がゴール右隅に流し込んでネットを揺らした。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）の確認の結果、三笘の戻りオフサイドを取られ、ゴールは取り消しとなった。

　ベトナムメディア「Nguoi dua tin」は「VARがブライトンのゴールを拒否」と見出しを打ち、「VARは残酷にも三笘の努力を退け、ファンはショックを受けた」とレポート。「三笘の2点目はオフサイドのルールを変える必要がある理由だ」「オフサイドなんてあり得ない！」「楽しいゲーム（試合）のはずが哀れだ」といったファンの声を紹介し、反響の大きさを伝えていた。