冨安が後半15分から出場して日本人対決が実現

　イングランド1部アーセナルは、現地時間2022年12月31日のプレミアリーグ第18節ブライトン戦で4-2と勝利。途中出場したDF冨安健洋と、ブライトンMF三笘薫の日本人対決もプレミアの舞台で実現した。

　試合は立ち上がりにスコアが動く。前半2分、アーセナルが敵陣でボールを奪うと、シュートのこぼれ球をイングランド代表FWブカヨ・サカが拾ってネットを揺らし、先制に成功する。

　ブライトンは左サイドで先発出場した三笘が前半19分にドリブルで持ち運んで会場を沸かす場面はあったが、アーセナルに主導権を握られる厳しい展開が続く。迎えた前半39分、アーセナルは右コーナーキック（CK）がこぼれたところをノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールが左足シュートを突き刺して追加点を奪う。

　2点リードで折り返したアーセナルは後半2分にもイングランド人FWエディ・エンケティアがゴールを奪ってチーム3点目。同15分には冨安を右サイドバック（SB）で投入し、三笘との日本人対決が実現する。

　すると後半20分、三笘が冨安からボールを奪うと、ドイツ人MFパスカル・グロスを経由して再び三笘がボールを受けてゴールネットを揺らす。ビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）がチェックの末、オンサイド判定となり、ブライトンが1点を返した。

　後半26分にアーセナルがカウンターからブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリが突き放す4点目を挙げれば、ブライトンも後半32分にロングボールに抜け出したアイルランド人FWエバン・ファーガソンが相手DFがボールを処理ミスしたところを逃さず仕留めてチーム2点目を奪取と点の取り合いになる。

　その後は激しい攻防が繰り広げられるなか、後半44分に三笘がスローインからこの試合2点目を奪ったかに思われたが、VARのチェックの末に今度はオフサイド判定。得点は認められず、試合はそのまま4-2でアーセナルが勝利した。