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マンU、故障者続出でピンチ ブリントが膝の負傷で全治4~6週間の疑い
危機的状況に立たされているマンU守備陣
マンチェスター・ユナイテッドのオランダ代表MFダレイ・ブリントが16日の欧州選手権予選、ラトビア戦の前半20分に左膝を負傷し、途中交代。内側靭帯損傷の疑いで全治最大6週間の重傷である可能性が浮上した。複数の現地メディアが報じている。
今回の欧州選手権予選で故障者続出のマンチェスター・Uにとっても大きな痛手で、DF陣が崩壊危機に直面している。
相手選手との競り合いで負傷したブリントは試合後、自らのインスタグラムに「僕の代表25試合出場を誇りに思うけれど、困難に立ち向かわなければいけなくなった。だが、僕はポジティブ。以前より強くなって帰ってくる。オランダ、6-0大勝!」と気丈なメッセージを発信。一方で、オランダ代表のフース・ヒディング監督は試合後に「私はどちらかというと悲観的だ。内側靭帯が伸びたと思う。もしかすると損傷しているかもしれない」と語っている。オランダのテレビ局「NOS」は靭帯損傷で全治4~6週間と報じており、年内に復帰できない可能性もある。
ブリントは今夏、ルイス・ファン・ハール監督率いるオランダ代表の一員としてブラジルW杯を戦った。その後、1380万ポンド(約20億円)でアヤックスからマンチェスター・Uに加入。W杯ではウイングバックを務めたが、マンチェスター・Uではボランチが主戦場となっており、出場停止や故障者などで人材難のセンターバックでプレーすることもあった。
マンチェスター・Uは今回の欧州選手権予選ですでに守護神のスペイン代表GKダビド・ゲヘアが右手小指を脱臼。全治4週間の見通しとなっている。イングランド代表合宿ではボランチのマイケル・キャリックが股関節周辺の故障で、クラブに戻っていた。また、アルゼンチン代表DFマルコス・ロホも肩の脱臼による長期離脱が確定している。
22日にアーセナル戦を控え、故障者続出のファン・ハール監督は最終ラインに大幅なテコ入れが不可欠な状況に直面している。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images