ロングスローで打開成功の日大藤沢が3回戦進出! インターハイ4強の米子北に2-1逆転勝利
MF野澤勇飛が同点ゴール、最後はオウンゴールを誘発して日大藤沢が勝利
第101回全国高校サッカー選手権は12月31日に各地で2回戦の試合が行われ、等々力陸上競技場の第2試合では地元神奈川の日大藤沢が夏のインターハイで4強入りした米子北(鳥取)と対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。
ともに29日にこの会場で1回戦を勝ち上がっているチームの対戦は、セットプレーで動いた。前半17分、米子北は右コーナーキック(CK)をショートコーナーで始めると、ニアサイドに入ったDF森川和軌が先制ゴール。日大藤沢は、卒業後に清水エスパルス入りが内定している198センチの長身FW森重陽介が前線で存在感を放つが、コンパクトに組織性の高いサッカーを展開する米子北が1点リードでハーフタイムを迎えた。
後半に入ると日大藤沢の攻撃回数が多くなったが、後半10分にFW有竹翔吾を前線に投入したところで森重はセンターバックに。1点ビハインドの状況ではあったが、1回戦終了後に佐藤輝勝監督が「地方大会からの流れ」と話していた起用法になった。
そうしたなかで後半23分、途中出場のDF片岡大慈のロングスローから、ニアサイドの競り合いの後にゴール前で鋭い反応を見せたMF野澤勇飛が流し込んで同点ゴール。さらに後半30分、再びロングスローがゴール前に入るとニアサイドでの競り合いを抜けたボールが米子北の守備陣のところでコースが変わり、オウンゴールで日大藤沢が2-1と逆転に成功した。
苦しみながらもロングスローで打開に成功した日大藤沢が3回戦に進出。来年1月2日の3回戦では、卒業後にドイツ1部ブンデスリーガのボルシアMG入りが内定しているFW福田師王を擁する神村学園(鹿児島)と対戦する。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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