ボール支配率は関係ない? 日本のスペイン撃破へ海外衝撃、“わずか16%”での逆転勝利にスペイン代表MFも脱帽【W杯名シーン】
カタール大会の1つのトピックに
2022年のサッカー界も、数々の出来事が起こった。カタール・ワールドカップ(W杯)で日本代表はドイツ代表、スペイン代表、コスタリカ代表と同グループのE組で首位突破という快挙で世界を驚かせた。特に第3戦スペインとの1戦では、MF堂安律の豪快ミドルと、MF田中碧のゴールで逆転劇を見せ、相手国を驚かせた。
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日本は前半11分、右クロスからFWアルバロ・モラタに決められて失点。それでも後半に流れが一変させる。同3分に高い位置でボールを奪うと、途中出場の堂安が左足の強烈なシュートで同点。さらにその3分後には、MF三笘薫のラインぎりぎりの折り返しから田中が押し込んで逆転に成功した。
この結果には海外でも衝撃が走った。日本の2点目につながった三笘の“1ミリアシスト”は、国際サッカー連盟(FIFA)が公式声明を出すなど試合後もしばらく議論の的になるなど話題沸騰。そしてこのゲームのあるデータも国内外で衝撃を呼んだ。
FIFAの公式スタッツで、ボール支配率はスペインが74%、日本はわずかに16%(中立が10%)を記録。英国の人気サッカー番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」の公式ツイッターは「日本はポゼッションに何の意味もないことを証明している」と驚きをもって日本の勝利を取り上げた。
さらに実際に対戦したスペイン選手も日本の強さを称え話題に。MFセルヒオ・ブスケッツは試合後「日本のあの強さは予想外だった」と脱帽。「ゲームはコントロールされているように見えたし、驚いた。日本のカウンターアタックは強力だった」と完敗を認めていた。
世界を驚かせ、決勝トーナメントへ進出。惜しくもクロアチア代表に敗れベスト16となったが、スペイン戦での衝撃は後世に語り継がれる名シーンの1つとなっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)