スーパーサブ起用が濃厚な“天敵”ケーヒル 「特別な夜になる」と8戦5発の日本戦へ自信
「ベンチだろうが準備はできている」
ケーヒルは2006年ドイツW杯初戦で、ジーコジャパンを相手に途中出場から2得点を決め、3-1の逆転勝利に大きく貢献。中田英寿氏や中村俊輔(横浜F・マリノス)らを擁した日本代表の希望を、圧巻の決定力で打ち砕いた。さらに、09年の南アフリカW杯最終予選でも日本相手に2ゴール。コーナーフラッグをサンドバッグのように殴りつけるケーヒルのゴール後のパフォーマンスは、日本サポーターの脳裏に深く刻まれている。
もっとも“日本キラー”と言われる本人は、目標は自身のゴールではなく、チームの勝利だと言い切る。「チームが勝ち点3を取れるかどうかだ。先発だろうが、ベンチスタートだろうが準備はできている。大一番になるし、自分の新しい本拠地が満員になればいいね」と決意を固めている。
フォア・ザ・チームの魂を全身で体現する英雄ケーヒル。3連勝を狙うハリルジャパンの前に、再び“天敵”が現れる。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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