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“サッカーの王様”ペレ氏の訃報にJFA会長ら追悼の意 「とても悲しい」「涙を浮かべて僕をハグし…」
田嶋会長と川淵相談役が公式コメントを発表
「サッカーの王様」の異名を持つ元ブラジル代表FWペレ氏が現地時間12月29日、82歳で亡くなった。この訃報に対し、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長と相談役の川淵三郎氏が公式コメントを出している。
ペレ氏は15歳の時、ブラジルのサントスでデビュー。サッカーブラジル代表のエースとして3度のFIFAワールドカップ(W杯)優勝するなど功績は大きく、その実績から「サッカーの王様」と称される。昨年から大腸がんとの闘病を続けていたというペレ氏。11月30日に全身の腫れと心不全の悪化で入院し、今年29日に親族の公表で死去が伝えられた。
田嶋会長は「1970年ワールドカップでのペレさんのプレーを見て私はサッカーの魅力に引き込まれた。長きにわたり活躍した本当のスーパースターで、日本にも数え切れないほどのサッカーの魅力を届けてくれたことに感謝したい」と感謝を述べ「サッカー界のレジェンドがまたひとり亡くなったことはとても悲しいことだが、世界中の多くの人々がペレさんのプレーを終生目に焼き付けているはずだ。安らかにお眠りください」と追悼の意を表した。
また、川淵氏も「サッカーでペレといえば、世界中のサッカーファンが、“神様”というほど、誰もが知る名選手。その“神様”が、1993年5月15日のJリーグの開幕式に来てくれて、終わった後に涙を浮かべて僕をハグし、『素晴らしかった』と言ってくれた。それが1番の思い出だ」と過去日本を訪れた際のエピソードを披露。「国立で開催したペレの引退試合をはじめ、マラドーナやメッシなど名だたる名プレーヤーの試合をその場で見られたことは、僕の人生の宝物だ。ペレさん、ありがとう。安らかにお眠りください」と感謝とともに哀惜の念を語った。
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