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“サッカーの王様”ペレ氏の死去、現役選手&元選手らが追悼 FIFA会長もメッセージ「彼は永遠に私たちと共にある」
各選手やOBから届いたSNS上の言葉を英メディアも紹介
「サッカーの王様」の異名を持つ元ブラジル代表FWペレ氏が現地時間12月29日、82歳で亡くなった。この訃報にサッカー界の選手やOBたちからさまざまなメッセージが送られている。
ペレ氏は15歳でブラジルのサントスでデビュー。サッカーブラジル代表のエースとして3度のFIFAワールドカップ(W杯)優勝するなど功績は大きく、その実績から「サッカーの王様」と称されるようになった。
昨年から大腸がんとの闘病を続けていたというペレ氏。11月30日に全身の腫れと心不全の悪化で入院し、今年29日に親族の公表で死去が伝えられた。英紙「デイリー・メール」ではこの訃報を受けた選手やOBたちのメッセージを取り上げ紹介。ネイマール、クリスティアーノ・ロナウド、キリアン・ムバッペなど現代を代表するトップ選手が悲しみを露わにしている。
ネイマールは「貧しい人々や黒人に声を与え、そして主にブラジルに知名度を与えた。サッカーとブラジルは、王のおかげで地位が上がったんだ!彼は死んだが、彼の魔法は残っている。ペレは永遠だ!」とブラジルの伝説的なスターに敬意を表した。
ポルトガル代表FWロナウドは「多くの人々にインスピレーションを与え、昨日、今日、そしてこれからもずっと手本となる存在。彼は決して忘れられることはなく、彼の記憶は私たちサッカーを愛する者1人1人の中に永遠に残る。安らかに眠ってください」と世界に与えた影響力がこれからも受け継がれていくことを伝え、追悼の意を表した。
ムバッペも「サッカーの王様はこの世を去りましたが、彼の遺産は決して忘れられません」とSNSでペレ氏との2ショットを上げてメッセージを送り、元イングランド代表OBゲーリー・リネカー氏も「最も神聖なサッカー選手であり、最も愉快な男だった。彼は数少ない選ばれし者だけが近づくことのできるプレーをした。サッカー界では常に不滅だ」と功績の大きさを称えている。
国際サッカー連盟(FIFA)会長のジャンニ・インファンティーノ氏は「彼の人生は、サッカー以上のものだ。彼は、ブラジル、南米、そして世界中の人々の認識をより良い方向に変えていった」とサッカーにとどまらず、世界の多くの人々に影響を与えていたと伝え、「私たちはみんな、愛するペレの肉体の喪失を嘆くが、彼はずっと前に不滅を達成し、それゆえ彼は永遠に私たちと共にあるのだ」とメッセージを綴っていた。