イラク監督激怒のキム主審と日本代表は「W杯予選で相性抜群」 “誤審疑惑”は韓国でも話題に
「先制点は明らかなオフサイド」との指摘も、韓国審判団への批判はなし
イラク代表のラディ・スワディ監督が、6日に行われたワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本戦に1-2と敗れた後、敗因についてゲームを裁いた韓国人審判団の「ジャッジミスのせい」と語ったことは、レフェリーの母国である韓国でも大きな関心事となっているようだ。
韓国の経済誌「毎日経済」は、「反則ゴール+ロスタイム6分、韓国審判、日本に勝利を与えた?」との見出しを付け、「日本の先制点は明らかなオフサイドだった。また、イラクの監督も公式会見で抗議するくらい、ロスタイムがあまりにも長く与えられたし、その時間に日本に決勝ゴールを許した」と、判定が日本寄りであったとの論調を展開している。
ただ、記事では自国審判のジャッジに対する批判はなく、「日本はホームの初戦でUAEに敗れた時、レフェリーの判定に疑問を呈していたが、今回のイラク戦の韓国人審判団に対して、日本の某メディアは『幸いにも信頼できる主審が選ばれた』と報じていた」と指摘。「とにかく韓国人の審判団は、日本の勝利の“害”にはならなかった」と報じたが、こうした論調には「もし日本が敗れていれば、韓国人審判団が叩かれていたのでは?」との皮肉が込められているようにも感じられる。
また、韓国のスポーツ紙「スポーツ韓国」は、「日本メディアもミスジャッジでのゴールと認定…イラク監督『韓国審判のせいで敗れた』と不満」との見出しを付けた。
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