ウェールズ代表で炸裂したベイルの“レーザービーム” レアルでも新たな武器となるか
「彼が投げられるなんて、初めて知ったよ」
「私はベイルと4、5年くらい一緒にやっているが、彼がロングスローを投げられるなんて初めて知ったよ。でも人々は、時に違った方法を発見する必要があるね。オーストリア側もギャレスがこんなものを持っているとは予測していなかっただろうからね」
とはいえ、ベイルのロングスローはいきなり身に着けた新技ではない。かつて所属したトットナムではサイドバックを務めた時期があり、その当時はロングスローを放ちゴールを導いたこともある。現在では世界最高峰のアタッカーとしての立ち位置を確立し、抜群のジャンプ力で空中戦の強さも発揮するため、その強肩を披露する機会は減っていたが、今も威力十分であることを見せつけた。
同紙はベイルの隠し持っていた武器はウェールズを救っただけでなく、「ジネディーヌ・ジダン監督もレアルのなかで、何か生かせるのかどうか熟考し、メモに取っただろう」と記している。現在、公式戦4試合連続ドローのレアルにとっては、FKやCKに加えて、ベイルのロングスローも貴重な“セットプレー”となるのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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