ウェールズ代表で炸裂したベイルの“レーザービーム” レアルでも新たな武器となるか
オーストリア戦で相手のオウンゴールを誘発した、エースのロングスロー
ウェールズ代表FWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)は圧倒的な俊足と決定力、強烈な跳躍力を生かしたヘディングだけではない――。現地時間6日に行われたロシア・ワールドカップ欧州予選で“レーザービーム”を見せつけたと、スペイン紙「AS」が報じている。
初戦で快勝したウェールズは、敵地でオーストリアと第2戦を戦った。試合は前半22分にジョー・アレン(ストーク)のゴールで先制したものの、6分後にオーストリアに追いつかれる展開となる。迎えた前半アディショナルタイムに、ベイルの秘密兵器が炸裂した。
左サイド深い位置で得たスローインを担当したベイルは、ゴールエリアに向けて精度の高いロングスローを投げ込む。相手GKの目前で味方がヘッドですらせるとゴール前が混戦となり、結果的にオウンゴールを誘発した。その後、試合はオーストリアが同点に追いつき2-2の引き分けに終わったが、ウェールズにとっては敵地で貴重な勝ち点1を確保した。
絶対的エースが隠し持っていた“ロングスロー”について、ウェールズのクリス・コールマン監督も驚いた様子だった。
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