四学香川西が2回戦へ進出! セットプレーから3分間で2ゴール逆転、粘る羽黒を3-2で下す
高校サッカー選手権の1回戦を実施、羽黒(山形)と四学香川西(香川)が激突
第101回全国高校サッカー選手権の1回戦が12月29日に行われ、NACK5スタジアム大宮での第2試合で羽黒(山形)と四学香川西(香川)が対戦。四学香川西が3-2で勝利し、2回戦へ駒を進めた。
試合は開始早々に動く。前半4分、羽黒はコーナーキック(CK)のチャンスを得ると、ゴールライン上に味方が密集する独特な形を作ったうえで、キッカーがファーサイドに送ったボールを供給。これを中央へ折り返し、最後はMF小西謙吾が押し込んで先制に成功する。
羽黒は同15分にも決定機が到来する。MF佐藤聡汰郎がゴール中央付近から右足シュート。GK三谷虎大朗が弾いたボールにFW成田藍士がいち早く反応しシュートを放つも、GK三谷の好セーブに阻まれ、追加点とはならなかった。
ビハインドを背負った四学香川西は、サイド攻撃からチャンスを作り、前線のFW橋田璃大、FW伊藤俊介、左サイドハーフのMF菊池亜門にボールを預けゴールに迫る。前半24分には、左サイドから菊池が仕掛け中央へクロスを送るも、味方が合わせられず決定機を逸した。
それでも前半32分、四学香川西はDF辻本海琉のCKをDF福平太一が頭で合わせ、同点ゴールを奪取。さらにその3分後、再びCKのチャンスを得ると、辻本のキックをニアサイドでDF塩川直幸が頭ですらす。ファーサイドへ飛んだボールを相手がクリアするも、そのボールがDF小島大空に当たって得点し、2-1と逆転に成功した。
後半は羽黒が反撃を仕掛け、佐藤、MF稲葉皓己の打開力を活かしながら相手ゴールへ迫るも、次の1点が遠い。すると逆に四学香川西は後半18分、MF山田晃市の右クロスをGKが弾くとこぼれ球を伊藤が押し込んでリードを2点に。羽黒は同25分に稲葉が1点を返すも、四学香川西が3-2で勝利。2回戦(31日)では今夏のインターハイ王者・前橋育英(群馬)と対戦する。
(FOOTBALL ZONE編集部)