W杯最終予選の行方を占う豪州とのアウェー決戦 “天敵”が警戒する日本のキーマン2人とは
勝ち点1差に4チームがひしめく大混戦
イラク戦での日本は1-1で迎えた終盤に、吉田を最前線に上げてパワープレーを敢行し、空中戦で圧倒的な強さを見せて何度もチャンスを演出。山口の劇的な決勝点は、吉田が左サイドに流れたボールを体を張ってキープし、相手のファウルを誘って得たFKから生まれた。長身選手の揃うオーストラリア戦でも、その特長が存分に活かされるはずだ。
初戦でUAEに敗れてつまずきながら、その後は2連勝と持ち直した日本。グループBは勝ち点7で首位に立つオーストラリアから、勝ち点6で4位の日本まで、わずか勝ち点1差の中に4チームがひしめく大混戦となっている。W杯予選ではいまだ勝利のない(4分2敗)“天敵”相手の大一番で白星を手にし、勢いに乗りたいところだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images