W杯最終予選の行方を占う豪州とのアウェー決戦 “天敵”が警戒する日本のキーマン2人とは
「吉田ほど速く、知性があれば…」
「サッカルーズにとって、アジア最大のタレントの1人が、今季ACミランでほとんどベンチで過ごしているのはいいことなのか、悪いことなのか。本田はメルボルンでの試合が待ちきれないでいるだろう。そしてアジア、おそらくは欧州のファンにも、彼の才能を思い出させることだろう」
クラブでは出番に恵まれない状況が続くが、オーストラリアはアジア屈指のスター選手である本田を警戒。「彼が良いプレーをすれば、日本のプレーも良くなる」と、チームの浮沈を左右する影響力の高い選手だと指摘した。
そして、「日本は清武弘嗣のように質の高いMFを多く輩出していることで知られているが、ディフェンスの真ん中には吉田麻也がいる」と、不動のセンターバックにも焦点が当てられている。
吉田については「サウサンプトンのDFはオールドファッションなセンターバックではないが、吉田ほど速く、知性があれば、タックルでむやみに飛び込む必要はないだろう」と、その能力を大絶賛している。先日、プレミアリーグが発表した今季のスプリントの瞬間最高時速では、アーセナルのFWテオ・ウォルコットと同じ34.78km/hを記録し、リーグ全体でも8位タイに入った吉田。この事実は英メディアでも「衝撃的」と報じられていたが、オーストラリアも吉田のスピードや頭脳的なプレーを高く評価している。