第2次森保ジャパン発足へ…メリット&デメリットは? 懸念される新陳代謝なきメンバー固定化、カタールW杯で“満足”では危険
W杯でドイツ、スペインを破る快挙により森保監督の人気上昇も…
また、カタールW杯までは日本代表の人気が低迷していた。そこには、森保監督のカリスマ性のなさも影響していたように思う。非常に真面目な指揮官は、見出しになりやすい言葉を発することが少ない。カタールW杯では、監督が選手とともに記者会見に臨む機会があり、その場で森保監督はDF吉田麻也、DF長友佑都、GK権田修一らのコメントに刺激を受け、自らも冗談を交えて話すなど変化の兆しも見えた。せっかくW杯で火が付いた熱だが、日本は熱しやすく冷めやすい。普段から話題になるようなコメントを出せるかも、この国のサッカー人気を考えると重要だ。
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カタールW杯で、ドイツ、スペインを破るという快挙を成し遂げたこともあり、森保監督の言葉に対する周囲の興味も増したことはあるだろう。そこでさらに興味を惹き付けるコメントができるかは、第2次森保ジャパンで求めたいところになる。
次の活動機会は、3月23日のキリンチャレンジカップ。それまでに森保ジャパンがどれだけ話題になり、人々に試合を見たいと思ってもらえるチームになるかは、インターナショナルマッチデーで国内での強化試合が続くだけに、重要なポイントになってくる。
(河合 拓 / Taku Kawai)
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