「アルゼンチンは、優勝するべくして優勝した」と祝福

　イングランド1部リバプールのユルゲン・クロップ監督が、カタール・ワールドカップ（W杯）を制したアルゼンチン代表、そのチームのエースだったFWリオネル・メッシについての私見を語った。英メディア「90min」が報じている。

　カタールW杯では、アルゼンチンが1986年大会以来となる優勝を成し遂げた。これまで7度のバロンドールを受賞するなど、数々のタイトルをキャリアで獲得してきたメッシは、5度目のW杯で7試合に出場し、7得点を挙げてチームを優勝に導いた。

　W杯を制したことで、メッシは史上最高のサッカー選手になったとする向きは強くなっている。それはクロップ監督も同じようだ。

「アルゼンチンは、優勝するべくして優勝した。チームや国の喜び方を見ても、難しい状況にあるなかで、正しいチームが優勝したように感じる。彼らは長く待っていた。彼らのことを嬉しく思うよ」と、3度目の世界制覇を成し遂げたアルゼンチンを祝福した。

　そして、「私の人生で、最も偉大なサッカー選手であるリオネル・メッシについて、彼があの年齢でプレーしている姿は、サッカー選手がどれだけ長くトップレベルで活躍できるか、私たちにとってのヒントになる。私たちは、本を早く閉じてはいけない。彼を見るのは喜びだった」と、アルゼンチン代表のキャプテンについて語った。

　35歳でアルゼンチンを世界一に導いたメッシ。大会後にも代表でのキャリアを続けることを明言しており、今後もクロップ監督を含め世界を驚かせる活躍を見せてくれるはずだ。