バルセロナが“10番”を放出? 20歳ファティの売却合意を現地報道 「85億円に近い金額で…」
メッシから10番を引き継いだ20歳
スペイン1部バルセロナに所属するFWアンス・ファティは、クラブの下部組織出身。2021-22シーズンからはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが付けていた10番を背負っている。クラブの今後を担っていく存在になるかと思われたが、スペインメディア「Todofichajes」は、バルサがすでにファティのシーズン後の売却で合意したと報じた。
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日本代表MF久保建英とバルサの育成機関「ラ・マシア」で育ったこともあり、日本でも知られるファティ。今シーズンは公式戦20試合に出場して3得点3アシストを記録している。カタール・ワールドカップ(W杯)のスペイン代表にも選出され、代表でも将来を期待される存在だ。
バルサでも2019年8月にクラブ史上2番目の若さでトップチームデビューを果たし、メッシが退団した後は、数々の名手が背負ってきた10番を付けた。まだ20歳で、これからもバルサでキャリアを続けていくことが既定路線かと思われていた。
しかし、経済的に困難な状況にあるバルサは、すでに来夏の移籍市場でのアンス・ファティ売却に合意したと「Todofichajes」は報じている。記事では「私たちが学んだのは、FCバルセロナは選手、そして名前が明らかになっていないクラブと6000万ユーロ(約85億円)に近い金額での移籍に向けて合意に近づいている」と報じた。
そして、そのクラブについては、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの放出に近づいており、バルサとも近い関係にあるアトレティコ・マドリードを最有力としつつ、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド、アストン・ビラ、ニューカッスル、ウォルバーハンプトンの名前も挙げている。
今年の夏には、今後25年のリーグ戦の放映権の25%を売却したバルサ。クラブの未来を支え得る逸材も手放すこととなるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)