ブライトン三笘、ヘディング前の「間接視野から消える」動きに元Jリーガー注目 「これを決めていたら…」
「ABEMA」で解説を務めた鄭大世氏が三笘のプレーを評価
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、現地時間12月26日に敵地で行われたプレミアリーグ第17節サウサンプトン戦でフル出場し、3-1の勝利に貢献した。「ABEMA」で解説を務めた元北朝鮮代表FW鄭大世氏は、後半16分の三笘のヘディングシュートのシーンに着目している。
左サイドで先発出場した三笘は前半3分、スルーパスに抜け出し、そのまま左サイドからカットイン。鋭い切り返しを含めた個人技でゴール前に持ち込み、いきなりチャンスを作った。
ブライトンは前半14分、イングランド人MFソロモン・マーチが右サイドから左足でクロスを上げると、飛び込んできたイングランド代表MFアダム・ララーナがヘディングシュートを決めて幸先良く先制する。
そして前半35分、ブライトンは左サイドで三笘が起点となり、そこから最終ラインとGKの間を狙ったクロスがサウサンプトンDFロマン・プローのオウンゴールを誘発。さらに前半39分にはベルギー代表FWレアンドロ・トロサールを中心とした速攻から最後は三笘がヘディングシュートも枠を捉えられず。同アディショナルタイムには三笘がペナルティーエリア内でシュートを放つも、相手GKのセーブに遭って追加点は奪えなかった。
三笘は後半16分にも、右サイドからのクロスに合わせてゴール中央でヘディングシュートを狙ったが、チャンスを生かせず。それでも、しっかりとフル出場してチームの3-1の勝利に貢献した。
試合を放送した「ABEMA」で解説した元北朝鮮代表FW鄭大世氏は、後半16分のヘディングシーンを放送内で解説。「マークの背後を取りに行って、間接視野から消える。(守る側の)セオリーとしては身体をぶつけにいかないといけない。それができないということはいい動き。ヘディングの時に嫌なのは身体をぶつけられることなので、このちょっとした工夫が大事。これ決めてたらゲームMVPは行けたんじゃないか」と語り、「スタメンでもこれだけできるんだと思わせるプレーを見せてくれた」と、継続的な先発出場に期待を寄せていた。