アーセナル冨安、W杯中断明けのウェストハム戦で復帰か 英紙指摘「出場時間を得るだろう」
アルテタ監督「トミはすでにピッチで走っている」
イングランド1部アーセナルは、プレミアリーグが中断する前まで12勝1分1敗という成績で首位に立っていた。カタール・ワールドカップ(W杯)期間中にブラジル代表FWガブリエル・ジェズスが負傷するなど、再開後に不安を残している。ミケル・アルテタ監督は日本代表DF冨安健洋を含めて、現在のチームが抱えている負傷者について語った。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
アーセナルの再開初戦は現地時間12月26日のウェストハム戦となる。膝の手術を行ったジェズスは全治3カ月と発表されており、この試合も欠場する見込みだ。アルテタ監督は「ジェズスの復帰については、復帰の期限を見つけるのが難しい。大きな負傷であり、彼のことを知っているからこそ、日付を決めないでおきたい」と可能な限り早い復帰に向けて真摯に取り組むことを語った。
また、ここまで全14試合に出場しているDFウィリアム・サリバは、フランス代表としてカタールW杯に参加。フランスが決勝まで勝ち上がったことで、コンディションに対する不安が報じられたが、サリバ自身は1試合27分のみの出場にとどまっており、ウェストハム戦に出場することが予想されている。
そしてW杯前の3試合を欠場した冨安は、W杯で3試合に出場し、クロアチア代表とのラウンド16の試合(1-1:PK1-3)では、延長を含めた120分に戦った。この現地時間12月5日の試合以降、冨安はハムストリングスの負傷を抱えていたが、アルテタ監督は25日に「トミはすでにピッチで走っている」と話しており、記事では「おそらくウェストハムとの試合でも、出場時間を得るだろう」とピッチに立つ可能性を高いとしている。
イングランド代表MFエミール・スミス・ロウについて、アルテタ監督は「再びトレーニングができる状態になりつつある」と話したが、再開初戦には間に合わない見込みだ。負傷が続いているウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコも、「アレックスも改善している」とアルテタ監督は話しているが、こちらもウェストハム戦は欠場する可能性が高いようだ。
今季のスタートから好調だったアーセナル。2度目の開幕戦となるようなウェストハム戦には、どのようなメンバーで臨むことになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)