「日本でサッカー文化を起こしたい」 槙野が引退会見で明かした今後への抱負「選手たちを最高に輝かせられる監督に…」
「監督になりたい」という思いを熱弁
J1ヴィッセル神戸に所属する元日本代表DF槙野智章が12月26日、クラブによる「現役引退および槙野劇場第二章開幕宣言会見」を実施。「普通に引退会見をしたいと思わなかった」と自ら“プレゼン”を行う異例の会見で、詳しい引退理由と今後への抱負を明かした。
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槙野は「自分にしかできないやり方と表現で伝えたかった」と自ら立ち上がり、プロジェクターを使って自らの今後をプレゼンテーションの形で伝えている。
そのなかで、今スパイクを脱ぐ理由について「選手として槙野劇場を今季起こせなかった」ことを挙げた。
「プロ1年目から三浦知良選手や中山雅史選手のような心を動かせる選手を目指してきた。ゴールパフォーマンスや歌ったり踊ったり、中にはサッカーに興味がない人も槙野って面白いよねという、サッカー以外のところに入り口を作ってきた。エンターテインメントとして何ができるか。今季、満足できるプレーができなかった。満足してもらえるプレーができなかった。時間とお金をかけて後押しをしてくれている見返りを自分ができなかった。ヴィッセル神戸にもそれができなかった。それが要因です」
そしてもう1つの理由に「次のステージでやりたいことが見つかった。監督になること。1人の人生として、サッカー選手として輝いている自分で終わりたくない」と思いを明かし、今後の抱負についても語っている。
「今回、伝える側としてカタールW杯に行かせてもらった。メディアの力も感じた。W杯で日常にサッカーに触れ、日本国民がサッカーに触れた。この注目を、僕はJリーグに持っていきたいと思った。日本でサッカー文化を起こしたい」
そう話した槙野はメディアの力の大きさを感じながらも「主役である選手たちを最高に輝かせられる監督になりたい」とあくまで目指すべき将来は監督であると明言した。
「自分が目立つよりも選手の良さを引き出せる、これまでにない監督像を作りたい。あの監督の戦術、やり方、チームの巻き込み方が面白いと思ってもらえる監督になりたい」
具体的な理想像を語った槙野は、今後どのような道を歩んでいくのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)