激化予想のプレミア後半戦、元フランス代表DFが挙げた注目3クラブ 冨安所属アーセナルの不安要素は?

元フランス代表DFパトリス・エブラ氏【写真:Getty Images】
元フランス代表DFパトリス・エブラ氏【写真:Getty Images】

エブラ氏がアーセナル、ニューカッスル、シティについて語る

 カタール・ワールドカップ(W杯)による中断期間から、イングランドのプレミアリーグは現地時間12月26日より再開を迎える。リーグ戦の再開を前にマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元フランス代表DFパトリス・エブラ氏が、自身の注目クラブを3つ挙げている。英紙「メトロ」が報じた。

 現役時代の2006年から2014年までユナイテッドで活躍し、5度のリーグ優勝、2007-08シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ制覇などを成し遂げたエブラ氏は、今季のリーグ全体の印象について「誰が勝つか分からない、エキサイティングなリーグであり、エキサイティングなシーズンのスタートになった」と話す。

 そして、現在リーグ首位のアーセナルには不安もあると感じているようだ。日本代表DF冨安健洋も擁するアーセナルは、中断までを12勝1分1敗という成績で終え、2位のマンチェスター・シティに勝ち点差「5」を付けている。

「私からすると現在のベストな3チームは、アーセナル、ニューカッスル、そしてマンチェスター・シティの3チームだ。誰が勝つかは、まだ誰にも分からない。それでもマンチェスター・ユナイテッドのレジェンドからのコメントとしては異例かもしれないが、私はアーセナルに勝ってほしい」とエブラ氏は言う。

 しかし、同時に1つの心配があると感じているようだ。「プレミアリーグは短距離走ではなく、マラソンだ。私はポジティブに考えたいと思うが、それでも選手層については心配だ」と語った。すでにW杯期間中の負傷でブラジル代表FWガブリエル・ジェズスが負傷離脱を強いられることになったアーセナルだが、エブラ氏は「もし(ウィリアン・)サリバが同じように負傷した時、チームに与える影響の大きさを考えてほしい。そうなれば終了だ。そうならないためにも、センターバックの補強が必要だ」と、1月の移籍市場での補強ポイントをコメントしている。

 さらにエブラ氏は、「皆にとっては驚きかもしれないが、私はニューカッスルも、CL出場権を勝ち得ると思っている。彼らを見ると、人々がクラブの旗を掲げて『街は再び信じている』と言う姿はアメージングだ。素晴らしいことだ」とサウジアラビアの政府系ファンドが買収したニューカッスルについて語った。そして「リーグが開幕する前、プレシーズンの試合を見て多くの人はシティがこれだけの大差を付ける、あれだけの大差を付けると話していた。でも、プレミアリーグはクレイジーなんだ」と、最後まで競争が激しくなると予想している。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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