セルティック指揮官、再三のVAR介入で苛立ち? 判定まで“かかる時間”に言及「導入されたことで…」
今年10月からリーグ戦で導入、ポステコグルー監督が介入した3つのシーンを振り返る
スコットランド1部セルティックは、現地時間12月24日にスコティッシュ・プレミアシップ第18節でセント・ジョンストンと対戦し4-1の勝利を収めた。アンジェ・ポステコグルー監督は試合後、ゲーム内で介入したビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)について言及している。
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MF旗手怜央とFW古橋亨梧がそれぞれ2得点を挙げたこのゲームでは、古橋の決めたチーム2点目と旗手がパスワークから決めた4点目のシーンで、主審がVARと交信する時間があった。直前のオフサイド判定を審議していたのだが、確認に少し時間がかかったことにポステコグルー監督は不満を抱いているようだ。セルティック専門メディア「67 HAIL HAIL」が指揮官のコメントを取り上げて紹介している。
記事では「監督はタッチライン際で首を横に振りながら、明らかに苛立っていた」と試合中の指揮官の様子をレポートし、試合後のポステコグルー監督による「VAR がゲームに導入されたことで、明らかにほかの人たちもそれを見て判断するようになった」との発言を伝えた。
なお、後半にセント・ジョンストンの返した1点もオフサイドの疑惑がありVARが介入。そこでも得点が認められるまで、確認に時間がかかっている。
また、この試合の後半アディショナルタイムには相手ゴール前でMFデイヴィッド・ターンブルが相手GKの顔面へハイキックを見舞ったシーンにもVARが介入。当初出されたイエローカードが取り消され、最終的に退場処分となっている。
ポステコグルー監督は「あの出来事は…私には何とも言えない」と該当シーンを振り返ると「GKは3、4分ほど治療を受けていた。レフェリーがGKの復帰を待つのではなく、その時にスクリーンをチェックすることがなぜできなかったのか、私にはわからない」とここでもVARとレフェリーの対応に疑問を投げかけていた。
スコティッシュ・プレミアシップでは、今年10月中旬からようやくVAR導入が開始されたばかり。先に導入した他国のリーグと比べ、まだ課題は山積みなのかもしれない。