4年後へのキーワードは“守備の再構築” 未来の日本代表で最も成長が求められる選手たちは?

U-21日本代表以下の若手にも期待

 また最新のU-21日本代表のDFの代表入りも考えられるだろう。

木村誠二/2001.08.24(FC東京)
加藤 聖/2001.09.16(V・ファーレン長崎)
バングーナガンデ佳史扶/2001.05.16(FC東京)
馬場晴也/2001.09.24(北海道コンサドーレ札幌)
半田 陸/2002.01.01(モンテディオ山形)
畑 大雅/2002.01.20(湘南ベルマーレ)
鈴木海音/2002.08.25(栃木SC)

 新型コロナウイルスの影響で、ドーハのトレーニングパートナーとして参加できなかったU-19日本代表には4人のDFがいた。

中野伸哉/2003.08.17(サガン鳥栖)
松田隼風/2003.10.02(水戸ホーリーホック)
田中隼人/2003.11.01(柏レイソル)
高井幸大/2004.09.04(川崎フロンターレ)

 さらに1月に招集されたトレーニングパートナーに高校生だったこの選手もいた。

チェイス・アンリ/2004.03.24(シュツットガルト)

 この25人のうち海外組は6人、国内組は柏3人、札幌・FC東京・川崎・湘南が2人、横浜FM・清水・C大阪・鳥栖・山形・栃木・水戸・長崎が1人。この選手たちの成長なくして日本の躍進はない。来年最も活躍が期待される選手たちと言ってもいいだろう。

 それにしても、一番待たれるのが「DFの活躍」というのは、これからの日本代表の4年間も「耐えられることの素晴らしさ」を楽しみに見るという、なかなかストレスの溜まるゲームが増えてきそうな……。

森 雅史

もり・まさふみ/佐賀県出身。週刊専門誌を皮切りにサッカーを専門分野として数多くの雑誌・書籍に携わる。ロングスパンの丁寧な取材とインタビューを得意とし、取材対象も選手やチームスタッフにとどまらず幅広くカバー。2009年に本格的に独立し、11年には朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌で開催された日本代表戦を取材した。「日本蹴球合同会社」の代表を務め、「みんなのごはん」「J論プレミアム」などで連載中。

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