磐田、CAS裁定への上訴棄却と発表 FIFA規則に違反、新規選手登録の禁止処分

FWファビアン・ゴンザレス【写真:Getty Images】
FWファビアン・ゴンザレス【写真:Getty Images】

FWファビアン・ゴンザレスの契約違反判明、来季の補強禁止処分などが通達

 ジュビロ磐田は12月23日、FWファビアン・ゴンザレス加入時の契約締結時に規則違反があったことから、国際サッカー連盟(FIFA)から賠償金の支払命令、来季の新規選手登録の禁止処分などの裁定が下された一件を巡りスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴したことに関し、クラブ側の申し立てが棄却されたことを報告した。

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 磐田に下された処分を巡って、クラブ側は10月19日、アトレティコ・ナシオナル(コロンビア)から2021シーズンに加入したFWファビアン・ゴンザレスが、前所属クラブ退団後、磐田との契約締結前にタイのクラブと取り交わした契約が存在したと明かした。

 この事実がFIFA規則の違反となり、タイのクラブへの約5万ドルの賠償金の支払命令(ファビアン・ゴンザレスに対するもの。磐田は当該支払義務を選手と連帯して負う)、ファビアン・ゴンザレスへの4か月間の公式戦出場停止処分、磐田に対する今後2回の登録期間(2023年第1および第2登録期間)における新規選手登録の禁止処分が下された。

 この裁定に対して、磐田は10月19日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴していたなか、20日に審問が行われ、 22日に仲裁判断が下されたと報告。その結果、クラブ側の上訴は棄却されたとし、「申し立てが認められなかったことは誠に遺憾ではございますが、当クラブはスポーツ仲裁裁判所(CAS)の仲裁判断に従い、スポーツ制裁を受け入れることといたします」と声明を発表している。

 なお、CASが棄却の結論に至った理由は、現時点において明示されていないとしている。

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