日本代表、2023年“国内活動優先”の理由 反町技術委員長が説明「熱量を増大させるように」
2023年の日本代表年間スケジュール発表会見を実施
日本サッカー協会(JFA)は12月23日に2023年の日本代表年間スケジュール発表会見を都内で実施。反町康治技術委員長は国内での試合が多いスケジュールについて、「皆さんの熱を国内で発散してもらいたい」と、その意図を明かした。
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この日発表されたスケジュールによると、日本代表は3月23日に国立競技場で行われるキリンチャレンジカップで活動をスタート。その5日後の28日には、ヨドコウ桜スタジアムでキリンチャレンジカップの第2戦を行い、6月15日に豊田スタジアム、20日にパナソニックスタジアム吹田でキリンチャレンジカップが開催される。
そして9月4日から12日の日程で海外遠征を実施後、10月にも国際親善試合を2試合(12日/デンカビッグスワンスタジアム、17日/ノエビアスタジアム神戸)を行い、11月には2026年ワールドカップ(W杯)の2次予選兼AFCアジアカップ2027予選を戦う。12月には、翌年に予定されているアジアカップに向けて、トレーニングキャンプも予定されている。
国内での試合が多く組まれていることについて、反町技術委員長は海外組の選手が多いことも踏まえて「確かにヨーロッパを含めた地域でのほうがベター」としつつ、次のように意図を説明している。
「今回フェイズが変わって、Jリーグからたくさん選手が選ばれる可能性がないわけではない。ここまで応援していただいた日本にいるサポーター、ファンの皆さんも、なかなか全員がドーハに集まれたわけではない。そうした皆さんの熱を国内で発散してもらいたい。まず国内での活動を優先して、皆さんにW杯の感謝の気持ちを込め、熱量を増大させるように、国内で準備をしていきたい」
ドイツ代表とスペイン代表を破り、日本中を熱狂させたカタールW杯。現地に来られなかった人々のため、そして日本サッカーの盛り上がりを継続させるため、日本国内での“お披露目”の機会を作ることになったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)