23日のダービーで激突するミランとインテル

　ACミランのフィリッポ・インザーギ監督が23日のダービー戦で対決するインテルの監督交代劇を危惧していたことが分かった。衛星放送「ビーイン・スポーツ」で、インザーギ監督とイタリア代表などで同僚だったクリスティアン・ビエリ氏が明かしている。

　今季9位と不振のインテルはワルテル・マッツァーリ監督を更迭し、ロベルト・マンチーニ監督の6年ぶりの復帰を発表した。

　かつて重戦車と恐れられたストライカーは「数日前にインテルの友人と話したら、90パーセントの確率でマンチーニがやってくると話していた。3日前にインザーギとディナーに行ったけど、その時に“インテルがダービー前に監督を代えないことを願う”と話していたね」と秘話を明かしている。

　ミランはリーグ戦でここ4試合勝ち星から遠ざかっているだけに、ミラノダービーは絶対に落とせない一戦。ライバルが監督交代という“カンフル剤”の注入により、クラブ内の士気が高まることをインザーギ監督は恐れていたようだ。

　ミランFW本田圭佑とインテルDF長友佑都の日本人対決となるダービーはマンチーニ新監督の初陣となるだけに、大きな注目を集めそうだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images