マンU、ロナウドへの「素っ気ない別れ」が英話題 惜別メッセージがわずか81単語
リーグカップ・バーンリー戦のマッチデープログラム内に惜別メッセージを掲載
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは先月、イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドと双方合意の下で契約を解除し、無所属となった。ユナイテッドは現地時間12月21日に行われたリーグカップのバーンリー戦(2-0)のマッチデープログラム(MDP)内でロナウドへの惜別メッセージを掲載したが、これがあまりに素っ気ないものだと英紙「ザ・サン」が報じた。
ロナウドは2021年夏の移籍市場でユベントスを退団し、ユナイテッドに加入。スペイン1部レアル・マドリードへと去った2009年夏以来12年ぶりの復帰として話題となった。1年目はプレミアリーグで18得点を決めるなど健在ぶりを示したが、2年目の今季はトラブル続き。10月のトッテナム戦では試合終了前にベンチから立ち去ったことで非難を浴び、11月にはテレビインタビューで公然とクラブ批判を行って物議を醸した。そしてカタール・ワールドカップ期間中の11月22日、クラブとの契約解除が決まり、マンチェスターに別れを告げた。
ロナウドの退団決定後、ユナイテッドにとって初の公式戦が21日のリーグカップ4回戦のバーンリー戦だった。この試合のMDPにはロナウドへの惜別メッセージが掲載された。
「クリスティアーノ・ロナウドは先月、双方合意の下でクラブを去った。
ポルトガルのスーパースターは2度の在籍期間で436試合に出場し、145得点を決めて3度のプレミアリーグタイトル、1度のFAカップ、2度のリーグカップ、そしてチャンピオンズリーグとFIFAクラブ・ワールドカップ制覇に貢献した。
ロナウドは2008年にはバロンドールを受賞した。
11月22日の声明で、クラブはクリスティアーノの多大なる貢献に感謝し、彼と彼の家族の将来に幸運を祈ると述べた」
内容は上記のとおり形式的なものばかりで、英語の原文ではわずか81単語のみだったようだ。「ザ・サン」紙はこれを「81単語の素っ気ない別れ」と報じた。契約解除に至るまでの経緯を踏まえれば致し方ないことなのかもしれないが、クラブの歴史に名を残すスーパースターとの別れにしてはあまりにも寂しいものとなった。
(FOOTBALL ZONE編集部)