「自分は自分でしかない」 戸田新監督が目指す指導者は「いない」と語った理由は?
相模原は新シーズンも「エナジーフットボール」を追求
J3のSC相模原で新監督を務めることになった、元日本代表MF戸田和幸氏が12月22日に就任会見に登壇。「継続して勝ち続けられるチームを構築できるように」と目標を口にした。
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相模原市出身の戸田氏は、現役時代に日本代表として2002年の日韓ワールドカップ(W杯)にも出場した経歴を持つ。引退後は試合の解説者なども務め、人気を博していた。監督としては、2021年より一橋大学サッカー部監督を務めたのち、22年からは東京都社会人サッカーリーグに属するSHIBUYA CITY FCのテクニカルダイレクター兼コーチを務めていた。
2023年シーズンの目標を問われた西谷義久スポーツダイレクター(SD)は、具体的な順位などは明言せず、「高揚感のある『エナジーフットボール』を魅せられるようになることが必要」と、2022年に定めた目指すゲームモデルとクラブのアイデンティティー「ENERGY FOOTBALL(エナジーフットボール)」を追求していくと語った。
一方、戸田氏は「継続して勝ち続けられるチームを構築できるようにしていきたい。見に来てくださる方たち、画面で見る方たちに高揚感を与えるためにはゴールが必要。物事を確実に安定してやろうとすると、フットボールは難しい。『エナジーフットボール』というキャッチフレーズが選手の可能性を狭めることがあってはならない。ボールを持たない時間がフットボールでどれだけ必要か。いかなる状況でも相手に立ち向かって、ボールに向かっていくのがざっくりとしたイメージ」とビジョンを明かした。
また、目指す指導者に関しては、「いません」と即答。「僕は誰にもなれない。自分の強み、弱みを探りながらここまで来ました。自分は自分でしかないと感じてきた4年間。目指す人はいない。『これが自分だ』とみなさんに伝えられる指導者になっていきたい」と意気込んだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)