2022年“日本人選手ゴラッソ3選” 日本代表“元10番”が復活の狼煙を上げた直接CK弾に再脚光【衝撃シーン】

香川真司のゴラッソに再脚光【写真:(C) STVV】
香川真司のゴラッソに再脚光【写真:(C) STVV】

2022年に日本人選手が見せたゴラッソを独自視点で選出

 2022年のサッカー界でも、国内外で度肝を抜く衝撃的なゴールがいくつも見られた。印象深く残った日本人選手の衝撃シーンを振り返る。日本代表の元“10番”の再起に期待が高まった圧巻のゴールや、これからを担う若き才能が世界にインパクトを与えたゴラッソなど3つを選出した。

 まずは1月恒例の大会である高校サッカー選手権から、圧倒的強さを見せた青森山田のエース“10番”MF松木玖生(現・FC東京)のゴラッソをピックアップ。準決勝の高川学園(山口)戦(6-0)、敵陣深くのペナルティーエリア(PA)右付近で相手選手とルーズボールを競り合うと、右足の踵(かかと)でボールを背後へ流す華麗なテクニックから左足一閃。閃きと高度なテクニックが光った”衝撃ゴラッソ”には海外も度肝を抜かし「これは誰だ」「未来のスター候補だ」と声が上がったほどだった。

 そんな松木も、高校を卒業しFC東京でJリーグを駆け抜け、2022シーズンはレギュラーとしてリーグ戦30試合2得点をマークしている。年代別代表にも選ばれる折り紙付きの実力の持ち主は、勝負となる2年目でどんなプレーを見せてくれるか注目だ。

 2つ目に挙げるのは、カタール・ワールドカップ(W杯)でも中心選手として活躍したスコットランド1部セルティックFW前田大然の“面白ループ弾”。現地時間2月6日、昨季の第25節マザーウェル戦(4-0)で決めたクラブ移籍後2点目は、意外な形でゴールインする。

 前田が縦パスに抜け出し、内側から付いてきた相手DFをカットインでかわして左足シュートを選択。相手DFのブロックした足に当たったボールは大きく跳ね上がってそのままゴールに吸い込まれた。予想外ループに当時のファンも「面白ループ」「初めて見る軌道」「ユニークゴール」と話題をさらった。

 そして最後に紹介するのは、日本代表で過去10番を背負ったMF香川真司(シント=トロイデン)の直接コーナーキック(CK)弾だ。現地時間10月15日のリーグ第12節シャルルロワ戦(2-1)で前半12分、左CKのチャンスでキッカーを務めた香川は曲がりながら鋭く落ちるボールを放ち、相手GKの頭上を越えて逆サイドのネットを揺らしている。

 これまで数々のビッククラブで活躍してきた香川。イングランド1部マンチェスター・ユナイテッド移籍以降、苦しんできた日本の元10番の笑顔がはじけた瞬間でもあった。

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