J1鹿島、町田MF佐野海舟を完全移籍で獲得 オーバートレーニング症候群も告白

町田の佐野海舟が鹿島へ移籍(写真は2020年に撮影)【写真:Getty Images】
町田の佐野海舟が鹿島へ移籍(写真は2020年に撮影)【写真:Getty Images】

6月中旬からチームとは別で調整

 J2町田ゼルビアは12月21日、MF佐野海舟がJ1鹿島アントラーズへ完全移籍ですることを発表した。クラブからのコメントで「オーバートレーニング症候群」を患っていたことも告白している。

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 2019年よりFC町田ゼルビアへ加入した佐野は、現在22歳。4シーズン戦い、J2リーグ合計116試合8得点を記録している。2022シーズンは第20節まで先発出場を続けていたが、それ以降欠場が続き、7月にクラブから腰痛のためチームとは別で調整していることが明かされていた。結果、同シーズンそれ以降出場は叶わず、シーズンを終えることとなっている。

 そんな最中、新シーズンからJ1鹿島へと渡ることが決まった佐野は、クラブ公式コメントで「オーバートレーニング症候群」を患っていたことを告白した。佐野が記したコメント全文は以下のとおり。

「2022シーズンもFC町田ゼルビアへのご支援・ご声援ありがとうございました。この度、鹿島アントラーズに移籍することを決めました。ファン・サポーターの皆様 パートナー企業の皆様 株主の皆様 町田市の皆様 そして、FC町田ゼルビアに関わる全ての皆様 4年間、サポートありがとうございました。

 高校からFC町田ゼルビアに加入し本当に沢山の経験や成長をさせて頂きました。FC町田ゼルビアでJ1に昇格したいという気持ちがありましたが、自分のこれからのキャリアを考えこの決断をし、挑戦することにしました。ここで1つ、皆様に伝えたいことがあります。

 今シーズン途中にチームを離脱しました。それは腰痛もありましたが、オーバートレーニング症候群という病気になっていました。このことを公表するかはとても迷いましたが、公表しようと思った理由はたくさんの人達のおかげで、自分は戻ってくることができたからです。そして、そのたくさんの人達への感謝の気持ちを伝えたいと思うと同時に自分と同じ状況の人たちの力になりたいと思ったからです。

 自分が戻ってこれる環境を常に作ってくれていた監督やチームスタッフ、そして選手の皆さん。試合前に横断幕を掲げて、いつも暖かい声をかけてくださったファン・サポーターの皆さん。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして同じ状況を経験した事がある方々とたくさんお話をさせて頂き色んな素晴らしい活動があるという事も知れました。

 同じ経験をしていた人達に救って頂いたように 今度は自分がサッカーや様々な活動を通して、元気や勇気を与えれるように頑張りたいと思っています。最後にFC町田ゼルビアというクラブのこと。そしてFC町田ゼルビアのファン・サポーターの皆さんと町田という地が大好きになりました。

 これからもFC町田ゼルビアを応援していますし、皆さんに自分の活躍が届くように頑張ります。4年間本当にありがとうございました。いってきます!」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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