インザーギ監督がミラン攻撃陣に苦言 「本田以外は多くゴールを決めるFWがいない」

得点力不足のFW陣以上に守備力の向上が急務

 

「ミランの攻撃はつまずいている。インザーギとシェフチェンコが今のチームにはいない」という質問に対し、指揮官は「FWは最も重要。本田以外は多くゴールを決めるFWがいない。トーレスとパッツィーニには早くゴールが戻って欲しい」と語っている。

 今季6得点2アシストと結果を出している本田は現在チーム得点王。4得点の元フランス代表FWジェレミー・メネズが続くが、本職の1トップであるフェルナンド・トーレスは1得点、ジャンパウロ・パッツィーニは無得点と鳴りを潜めている。

 その現状に不満の色を見せた指揮官だが、攻撃陣に対しての信頼は揺るいでいない様子。

「FWのゴール数を君たちメディアは批判するけど、僕にとってはそうではない。トーレスとパッツィーニはいずれ開花する。それより守備をもっと向上させなければならない。みんなでやらなければならない」

 そう話したインザーギ監督は得点力不足に陥っているミラン1トップのゴールラッシュは時間の問題とし、安易な失点の続くDF面の整備を急務としていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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