「日本にはそんなにプレッシャーがない」 ハリル監督がサポーターやメディアに“圧力”を異例要求!

ミーティングでひたすら精神論を強調 「とにかくメンタルだ」と力説

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は6日のロシアワールドカップ(W杯)アジア最終予選イラク戦(埼玉スタジアム)を前に、W杯出場が不安視される現状にサポーターやメディアから「プレッシャーがない」とサッカー界の現状を分析。その一方で、選手に対して、勝利の鍵として精神論をミーティングでひたすら強調したことを明らかにした。

 最終予選の2試合を終えて1勝1敗、B組3位のハリルジャパン。6日のイラク戦で敗れた場合、ロシアW杯への道のりは遠のき、自身の進退問題も浮上しかねない大一番だが、指揮官がミーティングで選手たちに伝えたことは“精神論”だった。

「各自のフィジカルコンディションが違う。何人かは良い状態。何人かは疲れている。2日前に着いた選手はフレッシュな状態だが、遅れている。より疲れているかもしれない。すべてのことをすべき。疲労回復をケアしないといけない。メディカルスタッフが疲労回復をしっかりやってくれている。トップパフォーマンスにならない。短い、正確なスピーチをしましたが、とにかくメンタルだ、それが違いを見せるんだと選手には伝えました」

 ACミランFW本田圭佑、インテルDF長友佑都は試合2日前にチームに合流。強行日程となるが、指揮官は急ピッチでの調整を求めている。所属クラブで出番のない海外組の主力がコンディション不良を乗り越え、強行軍を乗り切るために必要なもの――それはメンタルの強さと強調した。

「最終予選には常にプレッシャーがある。そのプレッシャーによって選手はより戦う意識になる。最終予選は素晴らしい試合だけではいけない。本当に素晴らしい試合と言われるようでなければいけない。W杯ですから、本当にやらないといけない。チーム、選手、個人個人、政治も関わってくる。野心があるならプレッシャーを受けないといけない。プレゼントを渡すわけではない。勝利と最終予選突破を探さないといけない」

 

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