欧州組で最も輝きを放つヘルタ原口が口にした危機感 「実は自信のない部分が…」
「だからこそ、なんとしても決めたい」
「実は自信のない部分というか。ゴール前のクオリティーというのは課題なので、タイ戦では先制ゴールを挙げましたが、明日、そして今後も結果を出し続けていくことが自信につながっていくと思うので。だからこそ、なんとしても決めたいという気持ちは持っている」
フィニッシュワークに「自信がない」と語ったのは、リーグ戦で今季ゴールを挙げられていない点も一因にあるのかもしれない。「他の部分が上がったので、そこ(フィニッシュの精度)だけついてきていない」との自覚があるからこそ、原口は繰り返し「危機感」を口にした。
「活躍できなかったら、すぐにベンチへ戻る立場だと思っている。危機感しかない。でも危機感を持ってプレーしている時こそ、一番結果が出るはず」
イラク戦の会場はかつて在籍し、サポーターを己のゴールで歓喜させた埼玉スタジアムだ。「ゴールはイメージしやすいスタジアムですし……決めたいですね」と決意を胸に秘めたアタッカーは、得意のサイドからのドリブル突破で自らの課題、そして閉塞感漂う代表の雰囲気を打破しようとしている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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